テイルズオブシンフォニア(GC)

記事No　0009
メディア　ゲームキューブ
発売日　2003年8月29日
販売元　ナムコ
開発元　ナムコ・テイルズスタジオ

テイルズオブシリーズの第五作目。しばらくの間、
キャラクターデザインをいのまたむつみさんが担当していたが、
初期の藤島康介氏に戻ってます。
wikiによると海外受けがよかったらしく、結構売れたらしい。
一作目のテイルズオブファンタジアとも世界観を共有しており、
プレイ済みの方は楽しめると思います。

ストーリーをば。
物語は小さな集落の神託の村「イセリア」から始まる。
主人公ロイドは、幼馴染の少女コレットに神託が降りた事を知る。
コレットは「神子」として、衰退しつつある自分の世界を救うため、
世界再生の旅に出かける事に。
危険な旅になるため、ロイドもついて行こうとするが…。

今作のバトルシステムをばっ！
「マルチライン・リニアモーションバトルシステム」。
なにそれ?って方、前作と違うって事だけは間違いない。
前作まではサイドビューで展開されていた戦闘だが、
今回は3D空間で戦闘になる。
「アクション」だから3Dマリオや3Dゼルダのように、
画面を縦横無尽に行き来できると思いきや、
実際にはできないのである。
敵ターゲットとの見えないラインで動く事しかできない。
だけど仲間は自由に動き回れるんだなぁ。
戸惑いますがすぐに慣れるでしょう。きっと。

一対一でバトルになると、
過去作と同じサイドビューになるので分かりやすいです。

序盤のキャラ紹介をば。主人公、ロイド君。
この世界では珍しいドワーフに育てられた人間の少年。
彼の場合、ストーリー上の選択肢で、
性格の印象は変わるかもです。
「正義」という言葉を軽々しく使うの嫌う場面があるが、
ロイド君も十分、正義振りかざしてるんだよなぁ…。

武器は王道を往く「剣」…なのだが、
二刀流で細身の剣を使って戦います。
ロイドだけ斬り攻撃と突き攻撃の力が分かれている。
主人公だけあって操作しやすいキャラだと思う。
ダメージもコンボも優秀でしょう。

ヒロインのコレットちゃん。
神子として生まれてきており、この物語のキーパーソン。
天使になったり、人間らしくいられなくなったり、
誘拐されたりと踏んだり蹴ったりの人生。
いつでも明るく振舞おうとしてて、
可愛らしい女の子です。

武器はチャクラムなんだな。丸いブーメランみたいなやつ。
プレイする前は、TOPのミントと同じシスターかと思ったけど、
そんな事はなかった…。
隊列の真ん中あたりで活躍できるでしょう。
光属性の特技を覚えたりする。
自分でコレットを操作するととってもやりにくでゲス。

彼女の本質は別の所にアリ！
敵のアイテムを盗めるのは彼女だけなので、
アイテム図鑑を埋めるために連れまわそう。
説明は省きますが、EXスキルで確実に盗めるようになるし、
アイテムドロップ率を上げるEXスキルもあるゾ。

ジーニアスは平たく言うと魔法使い。
ロイドと仲が良く親友である。
得意の魔術は攻撃のみで、補助や回復は覚えない。
後ろで術を唱えるの専念して貰いましょうゾ。

だが、気になった点…一言。
AIがバカで敵に突っ込んでイク事が多々あった。
術だけ唱えてくれればいいという指示にもかかわらず！
序盤のボス戦で躊躇する事なくイッチまう彼は漢の鑑なのか…！？

リフィルはロイド達が通う学校の先生。
現実的で冷たい対応をするときもあるが、
とてもロイド達を可愛がっておるゾ。

回復唱術専門だが、光属性の攻撃唱術も扱えて
頼れる存在である。
ボス戦ではスタメン入りする事でしょう。

クラトスはロイド達が危ないと所を颯爽と現れ
手助けしてくれた。謎の剣士。
世界再生の旅の護衛を引き受けてくれるが、
その正体ははたして…！？

打撃、回復、魔術を使えるオールマイティなキャラ
前線でロイドの加勢をするのもよし、
後ろでサポートするのもイイ感じである。

自分で動かしてみると…遅い。
動作が重いような感じがするんだよなぁ。

あと四人仲間がいますが、ネタバレになってくるので、
このへんにしときまする。
このゲームにはロイドに対する「好感度」なるものがあって、
ゲーム中に出てくる選択肢や、フィールド上にある
スキットのポイントなどで変化する。
好感度によって終盤のイベントなども変わったりするゾ。
大抵は、コレットが一番になると思うが、
男性キャラでも大丈夫だゾ。

はっきり言うと長い。メチャメチャ長かった。
でも、ストーリーもゲーム性も無難にまとまっていて
かなり楽しめました。
今だと、PS2版が移植された
PS3のユニゾナントパックでやる方がイイのかな？
追加要素もあって、続編のラタトスクの騎士も一緒だし。
なんだか、PS2版は動きがカクついているらしい。
30fpsと60fpsの違い？
ま、GC版はかなり安く手に入るので、
追加要素を気にしない人はどうぞ！