テイルズ オブ ファンタジア(PS)


記事No 0184
メディア プレイステーション
発売日 1998年12月23日
開発元 日本テレネット、ナムコ
発売元 ナムコ

デスティニーもやった事だしすぐにやっちゃうゾ。
このソフトは発売してすぐにプレイした覚えがある。
繰り返しプレイした覚えはないので発売当時以来か…
最近買いなおして駿河屋で200円だか300円くらいで買ったんだすよ。
安い安い…名作がこの値段はおいしいのう。

1998年に登場。元となるSFC版は1995年なので、
わずか3年でリメイク版がリリースされている。
SFC版はカートリッジで主題歌を流す荒業。
演出面でハードの性能限界に挑戦した作品であった。
PS版ではSFC版の48メガを大きく超えた容量を扱えるのでよりパワーアップしておる。
キャラデザインは全て一新されており、
ゲーム中のキャラがSFC版の時よりデザイナーの藤島氏のイメージデザインに近づいている。
それに伴い、ミントのキャラ付けもかねてか、
ミントの声優は岩男潤子女史に変更されている。
SFC版のこおろぎさとみ女史はアーチェの声優のかないみか女史と声色が近かったからね。
ま、この点はあまり批判はきかれないけどね。

ストーリーをば。
留守にしている間に地元が焼き討ちに遭う。
復讐せねば…
以上。

まず戦闘シーンはSFC版のサイドビューと同じ。
プログレッシブリニアモーションバトルシステム…と、
横文字の名前がついているが、
その後のテイルズでもなんらかの名前をつけるのが伝統となっている。
SFC版と比べ隊列の入れ替えや仲間をその場にstayさせるなど、
細かい所に融通がきくようになっている。
中盤からだが格ゲーのように連続ヒットのコンボがあり、
味方同士で敵に間髪入れずに攻撃する事で繋ぐ事ができる。
戦闘での最大ヒット数でボーナス経験値が入るので、
コンボは無駄のないモノである。
SFC版は裏ワザで難易度が上がるハードモードが実装されていたが、
今回はメニュー時のカスタムでいつでも変更できるようになっている。
そして、一度エンディングに到達すると難易度マニアが選択できる。
やってみるとノーマルでもそれなりに難しいはず…
ハード以上は腕に自信をつけたらやってみるといいだろう。

フィールド上で新たにフェイスチャットが実装された。
デスティニーでも「スキット」という会話演出はあったが、
フィールドで一定時間立ち止まってないと聴けないという面倒くさいモノであった。
今回はセレクトを押すとフェイスアイコンで演出され仲間同士の会話を聴ける。
ストーリーを進める毎やストーリーに関係ない何気ない雑談など豊富に用意されている。
次に何をしたらいいのかチャットでわかるので、
間をあけてプレイした時など非常に便利である。

主要キャラクター達を紹介。
クレス・アルベイン

アルベイン流剣道場を営むミゲールの息子。
物語を通して成長していき時空戦士となる。
頼りになる近接アタッカーでパーティに不可欠。
SFC版と違い技にもよるが今回から通常攻撃二段、技、奥義と連続して繋げられる。
武器の基本は剣。その他、槍、斧、など多岐にわたる。
攻撃力は「斬り」「突き」と分かれていて、
槍や細剣は突きが強く、斧は斬りが強い。
両刃剣は大体同じくらいとなっている。
役割は前線を押し上げる他、敵の術の詠唱防止など負担が大きい。
敵の攻撃をよく受けるタンクの立ち位置でもある。
クレスが落ちると仲間が敵にあっという間にボコボコにされる、無情。

チェスター・バークライト

SFC版から出世したもよのう。
声優が草尾毅氏のクレスとの二役から専用の声優があてがわれておる。
序盤早々に離脱し再加入は終盤となる。
レベル差がすごいがPS版の追加イベントで経験値を稼ぐ事ができる。
検証していないがたしかSFC版はパーティ外だと戦闘で得られる経験値がなかったような…
どうだったか…つい最近やったのに忘れてもうた。
今回はパーティ外でも経験値が得られる。
ま、とにかくSFC版の時よりは戦力になるね、技も追加されているし。
強力な弓を得るサブイベントもある…至れり尽くせり。

ミント・アドネード

不幸に見舞われた不憫な女の子。
SFC版よりも清楚な出で立ち。
声優の岩男さんのしっとりとした声が美味。
攻撃はからっきしでもっぱら法術で仲間の回復。
魔術コンビの二人と違い、法術はLVUPで覚える。
法術はSFC版から見直され無くなった法術もあり追加されたのもある。
バフデバフでボス戦での補助もあり、
パーティにはぜひ入れておきたい。

クラース・F・レスター

魔術を研究する学者。
一般的に魔術はエルフの血を受け継いでないと使えないという設定なのだが、
いつか人間にも使えるようにと熱心に探究する。
努力が実ってか、精霊と契約して術を使うという裏ワザ的な魔術を使えるようになる。
最初は属性付きの精霊召喚なのでイマイチ使いづらい所があるが、
中盤における無属性のマクスウェル、光属性のルナは強力なダメージソース。
後半も無属性のオリジンが強力。
ただ、後半はチェスターを後衛に置いた方が安定する気がする。
作戦オートで召喚を使わせてもいいがTP消費が激しくなる。
かといって命令するのもメンドーだしね。

アーチェ・クライン

ホウキに乗り空中浮遊する魔女っ子。
ハーフエルフなので魔術が使える。
魔術が揃ってくると戦力として頼もしくなる。
クラースと間髪入れずに術を使うのが良き。
魔術はNPCから買ったりもらったり…ダンジョンに安置されていたりする。
道中で取り逃がしても後で手に入れる方法はあるが、
攻略サイトなどで取得情報を仕入れた方がスムーズだ。

藤林すず

忍者のロリ。11歳との事でまだ子ども。
忍者の掟に従い非情な振る舞いをみせるが幼い部分も多々ある。
PS版からの追加キャラでSFC版ではただのNPCであった。
待望の前衛キャラだがクレスには及ばない。
柔いし前衛としての攻撃力もそんなにない。
しかも、武器全てが属性付きという…不遇不遇。

感想をば。
発売当時以来。最近SFC版をやったばかりだからストーリーも覚えておる。
RPGなんで悪いヤツをやっつけるで間違いはないのだが、
勧善懲悪にはならずラスボスに救いをもたせている。
この当時はリメイク商法があまり確立しておらず、
ドラクエ1、2、3が大ヒットしていたかな。
リメイクはオリジナルを超える売上がないのが通例となっていた。
このソフトリメイク版の方が売れるという珍しい現象だったようだね。
バカ売れしただけに評価も高かったのだろう…ボクは名作推し。
SFC版は難易度が高めだったが比較的穏やかな難度に調整されてるようだ。
でもデスティニーよりは難しいかな…けっこう戦術を考えさせられる。
とはいえ気になる点はある。バッタが強い。
バッタとは格ゲーにある戦術でジャンプ攻撃を連打する事。
ザコ戦では端に追いやってジャンプ斬りの連打をする、コレで勝つる。
というのも普通に敵に攻撃しても回避される事も多く、
そのスキに敵のパンチをもらいやすいのだ。
正攻法だと連携攻撃でTPも消費しがちだし…
なのでバッタが一番というのに落ち着く。
ま、マニュアル操作できるようになるのが中盤からだけどね。
後、ボス戦ではバッタは有効でない事がほとんどだ。
…PSP版でもバッタしてたなぁ…むぅ。

という事で…
人気作なので中古が溢れており、
相場は300円くらいで買えるかなぁ…
なお、PSP版はイベント時フルボイスとなっているので、
このPS版は出番があまりないかもしれない…PSP版も安いし。
動くPSPがあるならPSP版の方がよかろう。
「なりきりダンジョンX」に収録されている通称「X版」が個人的にはオススメ。
なにかと評価は悪いがね…テンポはX版の方が良き良き。

ゲームの評価 ★★★★★★★★★★ 10/10
オススメ度  ★★★★☆☆☆☆☆☆ 04/10

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