バトルネットワークロックマンエグゼ(GBA)

記事No　0014
メディア　ゲームボーイアドバンス
発売日　2001年3月21日
販売元　カプコン
開発元　カプコン

ファミコン時代から続くロックマンの新しいシリーズで、
ゲームボーイアドバンスのロンチタイトル。
ロックマンの伝統というべきか、
短いスパンで続編がポンポン発売されたみたい。
メディアミックスの作品でもあり、
漫画やTVアニメも長く続いたシリーズである。
チビッ子には人気があったのかな…。

ストーリーをば。
主人公は「光　熱斗」君。通信が速そうな名前。
学校に行くときは幼馴染のメイルちゃんが
迎えに来てくれるという羨ましい少年である。
5年生の教室で勉強しているので、
10才から11才ぐらい。
なので、けっこう低年齢むけだと思う。

ロックマンエグゼの世界ではテクノロジーが進歩しており、
人々はPETと呼ばれる携帯端末を持っている。
端末の中にはネットナビという擬似人格プログラムが入っていて、
生活の手助けをしてもらうのが当たり前の世の中になっている。
そんな中、WWW(ワールドスリー)という組織が
ネットワーク支配を進めているというニュースがあり、
「WWW万歳!」という人々が増えるようになった。
そして、熱斗の住む街で様々な事件が起こるように…。

ロックマンエグゼのバトルは独特で、
カードゲームとアクションが融合したような感じである。
まず、バトルが始まると自分のバトルチップフォルダから、
5枚ランダムでバトルチップが選ばれる。
次にその中から使いたいバトルチップを選択するのだが、
同じチップやコードが同じチップだと最大5枚選べるのでお得。
チップを選んでバトルがスタートするとロックマンを動かせるので、
自分のエリアを自由に動いて敵を殲滅しよう。
ロックマンはバトルチップ以外にもロックバスターによる攻撃もできが、
攻撃力がかなり低く倒すのに難儀するので、
バトルチップで大ダメージを狙って倒すのが基本だと思う。

バトルチップの入手経路は主に
・敵からのドロップ
・街やダンジョンで拾う
・人と交換や譲渡
・お店で買う
でアリマス。でも大体は敵からのドロップである。

で、面白いのはドロップ率が敵との戦い方で変わるという事。
敵を倒すと「バスティングレベル」というのが表示されるのだが、
レベルが高いとチップを落としやすくなるようである。(落とさない奴もいる)
レベルは戦闘評価のようなもので、
高い評価を得るには
・敵からダメージを受けない
・同時に複数の敵を倒す
・敵を殲滅するタイム
・ロックマンの移動回数
で決まるようです。
ただ敵を倒すだけではなく、
どうやって効率よく敵を倒すか考えるのはなかなか楽しい。

敵の動きも様々で戦闘の初期配置もバラバラであるため、
臨機応変に戦術を変えながら戦う事にどっぷりハマった。
絡み合う電脳世界
いい事ばかり書いているが、気になった点をちょっと…。
電脳世界ではロックマンを操作するんですが、
ダンジョンマップが複雑に入り組んでて覚えづらいだよね。
マップ自体は広くないんですが、
道が交差しててどの道を行ったら目的地に行けるのかよく分からなかった。

そしてダンジョンマップでは、ちょっとしたギミックがあります。
それはまあ良かったのですが、
発電所の「電池」はホント分からなかった。

そのほか、トビラのロックをはずすのにパスコードを入力するなど、
めんどく(ryいや、電脳世界を表現したギミックなどがアリマス。

敵側のナビには過去作に登場したヤツも多数登場していて、
懐かしいボスがこちらを苦しめてくる。
ストーリーで倒したのち、
物語を進めるとインターネット上で遭遇することがあり、
それまた倒すと敵のナビのバトルチップを手に入れる事ができるゾ。
強力なバトルチップが多いため、結構活躍してくれる。
きっと冒険の手助けをしてくるでしょう。

戦ったネットナビの中で自分が一番苦戦したのは「シャークマン」。
すばやく自エリアに突っ込んでくる「ヒレ」2つと、
シャークマン本体からの波のような攻撃に悪戦苦闘しました。

熱斗君を取り囲む人々。
なかなかツボを抑えたキャラクター達だと思う。
幼馴染はいつも熱斗を心配してくれるかわいい女の子のメイルちゃん。
ガキ大将キャラのデカオ。お金持ちのコのやいとちゃん。
というか、やいとちゃんは最初女の子に見えなかったゾ。
彼らもストーリーに結構絡むので重要なキャラである。
あと先生、かわいい。

ゲームボーイアドバンスで、
新世代ロックマンを打ち出した今作は、
たくさんのファンを生み出して、
結果は大成功だったんじゃないかと思いますね。
2作目は一年を待たずに発売されてたようです。すごいなー。
自分もいまさらですがファンになりました。
エグゼの奥深いバトルはホント面白い。
アクションとカードゲームが好きな人にはオススメ。