サークI・II(PCESCD)


記事No 0124
メディア PCエンジン SUPER CD-ROM2
発売日 1992年12月25日
開発元 ライオット
発売元 日本テレネット

元祖はPC-8801mkIISRで発売されたとの事。
で、その後の移植がMSX、X68000ときて、このPCE版…1と2とのカップリング。
それなりには人気があったのかなぁ。
もう有名な事だが、このゲームはイースに似たゲームである。
なので…イースが好きな人は期待はすると思うが…

ストーリーをば!
時を遡る事250年…ウェービスの地に一人の魔人が現れた。
名を「ゼム・バドゥー」という。
バドゥーは妖魔達を従え暴虐の限りを尽くし、
人々は絶望と恐怖の日を暮らしていた。
及ぶものもない絶大な悪の力の前に、
残されたのは祈る事のみであった…しかし…

デュエル…人々の祈りにこたえ剣を取り、
単身バドゥーの軍勢に立ち向かった戦いの神…
異形の者達と長く熾烈な戦いの末、
デュエルの剣がついにバドゥーすら打ち破った…
バドゥーの魂は北の果ての永久氷壁に、肉体は王家の聖域に封じられその野望もついえた…
ここに暗黒の時代はその終わりをつげたのである…

そして、250年後のある日、バドゥーの封印が何者かによって解かれ、
ウェービスは危機に瀕する。国王は打倒バドゥーを命じるべく、
デュエルの末裔ドルク・カートのもとへ妖精ピクシーを使いに出すが、
彼は半年前に居を構えていたフェアレスの町から行方不明になっていた。
彼女はバドゥーを倒すことができるのは、戦神デュエルの末裔だけであり、ラトクに戦って欲しいと頼んだ。
そこで、ドルクの一人息子ラトク・カートは、ドルクに代わってバドゥーの討伐に旅立ってゆく。(OPとWikiより抜粋)

ジャンルはハーフトップビュー視点のアクションRPG。
アクションといっても敵に体当たりするだけなんだが、
ボタンを押して剣を出しているかどうかで攻撃力防御力が変わるようではある…が…
あんまり機能していない気がする。終始出しっぱなしでかまわない。
あと、ジャンプアクションがあり、この手の視点では珍しいが…
使う場面もあまりない。というかマップによってできなかったりする。
原作2で導入された要素のようだ…1でジャンプできても意味はない。
装備は3種で剣と鎧と盾。
各種装備にはレベル制限があり規定レベルに達してない場合は装備不可。
魔法屋で装備に魔法をかけてもらう事により強化されるようだが…
ステータス値に変化はないためよく分からん。
で、魔法は購入制で町にワープする魔法や、所持必須な岩をどかす魔法がある。
攻撃の魔法もあるようだ…使った事はないが。
…ちなみにサーク1・2とカップリングだが、2からプレイする事はできないゾ。

感想をば…
問題作のゲーム。
・フリーズ
頻発します。プレイする度にね。
1時間で2,3回はするか…何度もやってタイミングが分かったけど、
CD音楽とロケーションが一緒に切り替わるタイミングで、
読み込みが上手くいかずフリーズするようだ。
イベント終了やしまいにはセーブデータロードでフリーズなどお構いなし。
内蔵音源の際はフリーズしないようだ。
なので移動中は場面が切り替わる所の前でセーブする事が必須である。

・ボスが異常に弱い
道中でそれなりの数のボスと戦うがほとんど秒殺で勝てる。
レアだがちょっと強いボスで10秒ぐらい。
体当たりして終わりッ!何かされる事もほぼない。
こちらの体当たりが当たっている状態だとボスはなにもできないのかもしれん。
最初はレベルの上げすぎかな?って思っていたが、
道中出会うボス全て楽勝…なんだかおかしすぎる。
1、2のラスボスでも瞬殺である。苦戦する事など皆無だ。
雑魚は強い事もあり一瞬で敗北なんて事もあるが、
まぁレベルはすぐ上がるので、昨日の敵は今日のカモである。
イースでは雑魚の経験値がこちらのレベルと雑魚のレベルで変動していて、
それが実質レベルキャップのようになっている事でバランス調整していたがね。
大体、1、2ともにラスボスでは自キャラ最大レベル最強装備になっている事が普通だと思うが、
なぜラスボス戦ですらバランス調整していないのか不思議。
何もされずダメージを受ける事もなく秒殺で終わるラストに盛り上がるワケないゾ。

・登場人物が多く名前と顔が覚えられぬ…
ま、でもこれはプレイヤー側の問題かも知れん。
2では妖魔四天王だとかいるが…瞬殺なのであんまり印象に残らない。
威勢のイイボスも倒すと、性格がひっくりかえるようになったりと状況把握が難しい。
後半重要キャラのように出てくるポグウィルって誰なのか…
覚えてないし…いたかー?そんなヤツ…顔グラフィックでないしなんのこっちゃ。

その他メッセージ表示のバグや、ロケーション切り替えで選択アイテムが勝手に切り替わったり、
そもそもアイテムが正常に機能していなかったりと、とても擁護できないゲームに仕上がっている。
日本テレネットのWikiをみると主要のスタッフは1990年ぐらいに移籍独立などしていて、
技術者の流出があったそうな…まぁこのゲームの出来をみれば納得かなぁ…

という事で…ブログ始めて100本以上ゲームしてるが、
これはまーダントツでキツかったゾ…
ほめられる点はビジュアルシーンのみだね。他はダメ、絶対。
同じく日本テレネットのゲーム「夢幻戦士ヴァリス」の移植がSwitchで発売されるけど、
こちらも正直なところ元のゲームはそんなに出来がいいとは言い難いなぁ…
やった事ないけどね。なんとなくで。
とにかく…このゲームには手を出してはならない。
やるなら敷居は高いがオリジナルのPC版がイイね。原作は悪くないんだよなぁ…
プロジェクトEGGでプレイできるようだね。

ゲームの評価 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 00/10
オススメ度  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 00/10

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