FINAL FANTASY XII
THE ZODIAC AGE(PS4)


記事No 0055
メディア プレイステーション4
発売日 2017年7月13日
開発元 スクウェア・エニックス
発売元 スクウェア・エニックス

※動画は本来の解像度の半分です。
実際にはもっと画質がいいです。※
FF12はオリジナル(無印)が発売されたのは2006年。
10年以上の時を経て、プレステ4で発売。
10年はあっという間だなー。
というかその間にインターナショナル版(IZJS)発売されているね。
IZJSは大好きなゲームで結構やりこんだゲーム。
不満だったのは英語音声なのと、ロードが長すぎる事。
この不満点が解消された今作は、まさに自分の願いが叶ったようだ。
ありがとう!スクエニ!

ストーリーをば。
イヴァリースと呼ばれる世界。
アルケイディアとロザリアという帝国が覇権を争う時代。
二つの国の合間にあるダルマスカ王国は、アルケイディアの侵略を阻止できずに、
アルケィディアと事実上、敗北の和平協定結ぶ事を余儀なくされた。
そんな中、協定の最中ダルマスカ王が暗殺されるという情報を得たダルマスカの騎士達は、
協定が行われるナルビナ城塞に忍び込もうとしていた。
そこで待ち受けてるものは…。

広大な世界観に、重厚なストーリー。
シナリオは松野泰己氏で、音楽は崎元仁氏。
キャラデザインは吉田明彦氏。
お三方は昔あった「クエスト」というゲーム会社の面々で、
伝説のオウガバトルや、タクティクスオウガを制作した人達なのだ。
よってクエストのゲームが好きだった人には、
FF12はオススメのゲームだろう。

グラフィックは当時でもレベルが高く圧倒的だった印象。
今作ではHD化され、今のゲームと比較しても十分イケるレベルに仕上がっている…というのはチト言いすぎか。最近のゲームはすごいからね。
音楽は打ち込み?だったのかな。それが実際に楽器を演奏されたものに変わっている。
大幅なアレンジなどはないので、安心して聞けるゾ。

ジャンルはRPG。FF12は自由度の高さが魅力。
ストーリーは寄り道要素が豊富に用意されている。
寄る必要ないロケーションがあり、
そこで強力な敵をかき分け、トレジャーをゲットしたり、
酒場の張り紙で賞金首を倒す依頼を受けたりと、
本編そっちのけで楽しみがある。
寄り道し過ぎて本編がヌルくなるのはご愛嬌だ。

今作ではIZJSと同じくジョブシステムが採用されている。
IZJSではジョブは各キャラ1つのみで一度決めると変更はできなかった。
今作でも変更は出来ないのだが、ジョブを2つ選べるので、
6人で12個のジョブ全てをカバーできるようになった。
複数のキャラが同じジョブにしてもOKだ。(IZJSでも出来る)

ジョブ各種には固有のライセンスボードがある。
ライセンス…とは免許の事だろう。
武具の装備やアビリティを使うにはライセンスを獲得する必要がある。
獲得するにはライセンスポイント(LP)が必要で、
LPは敵を倒す事で獲得できる。
無印ではたしかライセンスボードは各キャラクター全員一緒で、
自分で各キャラに個性を付けていくという感じだったかな。忘れたなー。

戦闘はエンカウントで戦闘画面になる事はなく、
シームレスでマップ画面そのままで戦闘体勢に入る。
コマンドを選択してたたかう事もできるが、
基本的にガンビットというコマンドを作成しておいて、
ガンビットに従ってキャラの行動を制御する。
例えば「目の前の敵」→「たたかう」としておけば、
敵を見つけると戦い出すようになる。
ガンビットの行動には優先順位があり、
例えば先のガンビットの前に、「炎に弱い敵」→「ファイア」など仕込んでおけば、勝手に弱点攻撃をしてくれたりするのだ。
ガンビットは豊富で様々な命令がだせる。
回復などもガンビットに任せる事ができるゾ。
後発のスイッチ版ではガンビットの設定をキャラ毎3つ記憶できるそうだ。
それによってザコ戦、ボス戦用のガンビットをすぐに切り替える事ができる。
てゆうか、何故PS4版ではそれができないんだ!
だめだ!スクエニ!

各種、行動には従来のFFに近いアクティブタイムバトルシステム(ATB)で、
ゲージが溜まると命令した行動を発動する。
行動によってゲージが溜まる速度は違い、道具使用は一瞬に溜まる。
武器によっても違い短剣などは速いが、両手銃などは遅い。
そして、各キャラの武器のモーションの違いによってスピードのに差異があるが…
あまり気にしなくてイイカモ。
自分の好きなように武器を持たせるといいゾー。

FF12と言えば順番待ち。順番待ちと言えばFF12。
順番待ちとは…FF12では敵、味方の行動がいりみだれるのだが、
エフェクトの激しい高位魔法などが重なったりすると、
同時にエフェクトを発動しないようになっている。
それは処理落ちや、フリーズなどが起こらないように対策された仕様であろう。
なので魔法や敵の攻撃アビリティなどはエフェクトを出せず、
行動に渋滞を起こしていたのだ。
IZJSまでは知っておかなければならない必須知識だった。
今作はプレステ4で処理能力がアップされたゲーム機。
順番待ちが起こらず、ストレスフリーな仕様になったのだ。
特に黒魔道士はダメージ限界突破(9999以上のダメージが出せる)の仕様もあって、大活躍を見込めるだろう。

戦闘に出せるのは3人までで、ゲストキャラが入る事で最大4人となる。
基本の3人パーティで役割分担するのがFF12のプレイスタイルだ。
特に中盤あたりのボス戦で大事な戦術である。
まず盾役。盾役はオンラインRPGでタンクと呼ばれているのかな。
敵の攻撃を惹きつけ、攻撃を受け続ける。
防御力なり回避率高く、HPが高いジョブが適任である。
敵はヘイトと呼ばれる敵対心で行動するので、
敵対心が他の味方にいってしまうと、戦略が崩壊してしまう恐れがある
なので敵対心をコントロールするサポート役が必要。
サポート役はデコイという魔法を使い、敵対心を盾役に集めるようにする。
サポートしつつ、HP回復などもして後衛でがんばるのだ。
そして、もう一人は敵が弱ければ一心不乱に攻撃し続けるアタッカーなり、
強敵ならば、サポートを二人で分担するのもいいだろう。
敵対心は盾役自身で集める事もできるが、まーデコイに頼るのが一般的でしょう。
その時々で役割分担させるのはFF12の面白い所。
まー序盤はあまり気にする必要はなく、全員アタッカーで問題ないゾ。
僕はオンラインRPGを一切やらないので、FF11の事はよく知らないが、
戦闘システムは似てるのかもね。

フラン
パーティキャラの中で一番影の薄いキャラから紹介。
フランはヴィエラという種族で、褐色の肌とウサギのような耳が特徴。
長寿命で人間のヒュムより長生きするそうだ。
なんだか女性しかいないので、繁殖はどうなっているのか気になる。
フランはバルフレアのパートナーで、
バルフレアが仲間入りした時、自然とついて来る。
物語では年長者で物知りという事もあり、
イヴァリースに伝わる伝承など教えてくれたりする。
ストーリー上、彼女がいないと進めない道があったりするが…。
でも、あんまりついて来る理由がないキャラなんだよなぁ。

パンネロ
パンネロは主人公ヴァンのガールフレンド。ダルマスカ人。
ヴァンの付き添いでついて来る。
特別な事は何もない一般人で、まー普通の女の子の様だが、
戦災孤児で、ダルマスカと帝国の戦争で両親を失っている。
とはいえ彼女は健気で、その事はあまり表にださないようだ。
彼女もついて来る理由があまりないキャラだが、
彼女視点で物語を考察するのも面白い。
パンネロと王女アーシェが会話するシーンがほぼないのが残念。

バッシュ
バッシュはダルマスカ王国の騎士。
帝国とダルマスカの和平協定の最中、
帝国の陰謀に嵌まり、和平決裂の原因となる人物に仕立て上げられる。
しばらく獄中で生きていたが、
ヴァン達が獄中から逃亡するさなかに逃げ出して同行する事となる。
もともとFF12はバッシュが主役で開発が進んでいたらしい。
それだけ物語には重要なキャラだが、
まー主役だとちょっと堅い感じがする。

ヴァン
ヴァンは主役である。ダルマスカ人。
FF12発売当初、プレイヤーからはヴァンの声優が下手だと叩かれ、
しかもヴァンが主役らしくないとゲーム自体の評価も叩かれていたね。
懐かしいなぁ。
ヴァンもパンネロと同じように戦災孤児。
兄がいたが、先に挙げた和平協定の際に、
バッシュと共に帝国の陰謀に巻き込まれる。
ヴァンは帝国から盗みを働き、いずれは空賊になるという夢見がちな青年。
他の小さな孤児達からはリーダーのようにしたわれているが、
本人はそんな気ないようだ。
王宮から宝を盗み出そうしたさなか、バルフレア達と出会い、
なんだかんだでついて来る事になる。
主役なのについて来るというのは変だがね。
物語はダルマスカ王国の再建というか、復権というのか、
帝国に奪われたダルマスカを取り戻すのが主であると思う。
ただ、特別ヴァンに力があるわけでもないし、
RPGでよくある選民であるわけでもない。
物語の一般人的な傍観者という感じだろう。
とにかく礼儀知らずで、自分の国の王族に対しての言葉が悪い。
何度もアーシェに対して、非礼を浴びせる。
でも、それだけヴァンにとっては王族など雲の上の存在で、
政治や戦争、身分などは興味のない事なのだろう。
子どもっぽさの演出だと思うが、その辺は最後まで成長しないゾ。
「オイヨイヨ!」

バルフレア
自称主人公のバルフレア。
ヴァンの憧れである「空賊」であり、なにかとキザな男。
王宮に忍び込むが、そこでヴァンと出会い共に行動する事になる。
最初は嫌々同行していた。
物語が進むにつれて、バルフレアにも逃げられぬ因縁がある事を知る事になる。
バルフレアが主人公だというのも一理ある。
彼は最初から最後までかっこよく描写されて、
エンディングでも美味しいところをかっさらっていく。
なにかと制作スタッフに優遇されていそうだ。

アーシェ
アーシェはダルマスカの王女。面積の小さいスカートが気になる。
忍び込んだ王宮の帰りに、地下水路で出会う。
最初は身分を隠し、偽名を使っていた。
おおやけには自殺したと発表されていた彼女だが、
実際には水面下でダルマスカを取り戻すために活動していた。
死んでいった者達のためと、帝国に対抗する事を考え、
強大な力である「破魔石」を手に入れようとする。
彼女は主役ではないが、実際は彼女中心に物語が進んでいくと思う。
破魔石の力にとりつかれるが、旅路の中で自分の運命を切り開いていく。

このゲームのためにプレステ4を買ったんだが、
買って良かったと思う。素晴らしい出来。
でも、後発のスイッチ版の方が完璧なのかな。
PS4版はProだと画質がちょっとイイとの事。
ソコが気になる人はPS4版の方がいいでしょー。
是非、FF12を制作した主力メンバーでゲームを作って欲しいなぁ。

ゲームの評価 ★★★★★★★★★★ 10/10
オススメ度  ★★★★★★★★★★ 10/10

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