イースI・II(PCECD)


記事No 0053
メディア PCエンジンCD-ROM2
発売日 1989年12月21日
開発元 ハドソン アルファ・システム
発売元 ハドソン

イース…現在でもタイトルがリリースされており、
人気シリーズで、ファルコムに看板タイトルでもあるが、
今にいたるまで触れたことはなかったんだよね。
でも、むかーし友達がスーファミのイース3を持っていたのを記憶していて、
なんとなくイースを知ってはいたんだよなぁ。
巷ではなんだかそのイース3は評判悪いそうだ。
今作は1と2のカップリングであるが、2から先にプレイする事はできないゾ。
1をクリアし、2になると金と装備品が没収される。なんでだ?

冒険に憧れて故郷を旅立ったアドル・クリスティン。
ミネアの町に着いたアドルは、占い師サラに出会う。
サラはアドルこそ探していた剣士だと言い、
イースの本を探してほしいと依頼する。
イースとはこの地に昔あった国。
イースの本にはイースが滅んだ理由が記されているという。
本を探しに今、アドルの冒険が始まる…。

イースはオリジナルが1987年で、PC-88での発売。
その辺のパソコン事情は全く無知だが、フロッピーディスクだったのかな。
今作は1989年。CD-ROMでの発売という事で演出面で大幅にパワーアップしているのだろう。
まず、オープニングからしてカッコいい。
稀代の天才、古代祐三氏の音楽をバックにナレーションが入り、
伝説のイースという国について語られる。
そして、ボーリング玉を持ったお姉さんの登場。
ここの音楽がバッチリ決まっていて最高なのだ。
イースのオープニングはゲーム史に残る至高の演出だと思うゾ。
ちなみに音楽はCD-ROMの大容量を生かし、大幅なアレンジが施されている。
アレンジャーは米光亮氏で、評判が良かったのか、
その後のPCエンジンのファルコム作品でも度々アレンジしている。

ジャンルはアクションRPG。
敵との戦闘では剣を振るったりする事はなく、体当たりで攻撃する。
ザコ敵の攻撃もコチラに体当たりで攻撃してくる。
一見つまらなそうに感じるかもしれないが、
敵をザクザク倒す爽快感があり、思ったより楽しめると思う。
お互い体当たりで判定はどうなるの?と思うが、
なんとなくコチラが勝ちやすいと思う。

テクニックとして半キャラずらしが重要で、
敵に体当たりする時に、自キャラを半分ずらしてぶつかると、
一方的にダメージを与えられるのである。
ただ、道幅が狭かったり、
敵も動いたりでなかなか思うようにはいかなかったりする。
イース2になると魔法が使えるようになり、
体当たり以外のダメージソースを得る。

ボス戦…ボスには半キャラずらしは通用しないので、
純粋に体当たりや、魔法で戦う事になる。
2のボスより1のボスの方が強い印象があるなぁ。
なんか順番的におかしい気がするけど。
特にカマキリみたいなヤツは強い。
カマキリ野郎は本体にダメージ判定はなく、
コチラが突撃できればいいのだが…あまりスキがないのだ。
カマキリが投げてくるカマが、最大3つで避けるのがやっとで体当たりする余裕がない。
カマキリをカマを3つ投げ終わった所を、なんとか近づいて攻撃するのが得策だろうか。
カマキリはコチラから離れようとするクセがあるのがムカつくんだよなぁ。

2の方がボス戦が簡単なのだから、2の方がラクだと言いたいが、
2はストーリーチャートが難しく、どこに行ったらいいのかわかりにくい。
そして、2の実質ラストダンジョンとなるサルモンの神殿が広すぎる。
ストーリー上、神殿を行ったりきたりするのだが、
フラグ立てに迷い、隅々まで歩く事になったりする。
特徴があまりなく、覚えづらいマップなのが残念だなぁ。

ストーリーは良くも悪くも王道的。
ヒロイックで、女の子を助けたりとまー良くある感じ。
「イース」という古代文明的なのがあり、
それが物語に深みをもたらしている。
道中でのイベントでは、時々ボイス付きだったりするが、
ホント時々なので、やや、中途半端な印象がある。
ちなみ主人公アドルは基本喋らない。
あと、村なり町では人々と会話をする事ができ、
その中に冒険のヒントがあったりするが、
ルックスが同じキャラが多数歩き回っており、
誰と話したのかわからなくなるんだよなぁ。

「今、RPGは優しさの時代へ。」と、
イースのキャッチコピーがあったようだが、
結構難しかったゾ。当時のPCのRPG事情は知らないが、
他と比べると簡単だったのかなぁ。
1と2の2つのゲームでボリュームは十分。
僕は今になって初めてのプレイだけど楽しめました。
ただ、攻略サイトがないと最後までプレイはできなかったと思うなぁ。

ゲームの評価 ★★★★★★★★☆☆ 08/10
オススメ度  ★★★★★☆☆☆☆☆ 05/10

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