FINAL FANTASY XIII(PS3)


記事No 0146
メディア プレイステーション3
発売日 2009年12月17日
開発元 スクウェア・エニックス
販売元 スクウェア・エニックス

ブックオフで220円で買ったソフト。
ここ最近はFF、DQ新タイトルは発売してすぐは買わない。
しばらくすれば中古で安く買えるからねぇ…
どうしてもすぐやりたいッていう気持ちもないし…
定価9000円以上なんだから220円はお得。
で、このゲームは発売当初ユーザーに叩かれまくったゲームで…
同世代のDQ9も叩かれたっけなぁ…口コミって恐ろしいね。
ま、僕もブログで今まで色々書いているから同じ穴のムジナかな。

ストーリーをば。
…と言いたい所だがメンドーなのでパス。
専門用語が多くて理解するのがむずかしかろう。
ちな、Wikiをみると最後までネタバレしているので注意されたし。

前作の12から3年の月日経て登場。
当初は大規模な企画で同じ世界観で複数の作品が展開される予定で、
この他にもFF13ヴェルサスってのもあったなぁ。
PSPのFF零式も当初FF13アギトってヤツだった。
ヴェルサスは紆余曲折を経てFF15となったようだね。
当初はPS3版のみの発売と開発者はうたっていたのだが、
日本市場でのX360が善戦している事を鑑みてX360版も出たようだ。
当時のハイスペックゲーム機であるPS3、X360という事もあって、
前作FF12よりも主に演出面がパワーアップしている。
映画的なムービーシーンは随所に盛り込まれ、
実写に近いと感じられる映像美だ。
それでいてゲーム中にロード時間あんまりない。
…ないが実際には行動先読みでローディングしているようで、
後述するが一本道なのでそれが可能となっているのだろう。
11章で自由行動となるとマップチェンジでそれなりのロード時間は発生する。

バトルシステムはいつものアクティブタイムバトル(以下ATB)で、
前作はシームレスにバトルが展開していたが、
今回はシンボルエンカウント制となっている。
バトルキャラは最大3人。戦闘時リーダーキャラ以外はオートとなっている。
ATBバーは物語の進み具合にもよるが、
2回3回…と複数回分行動を選択できるようになる。
△ボタンで溜まってる分だけの行動をとる事も可能だ。
そのオートは各自「ロール」によって決められた役割で行動する。
例えばATKアタッカーとなっていれば物理攻撃の「たたかう」を行い、
HLRヒーラーとなっていれば味方に回復を行い続ける。
全部でロール6つ。各キャラは得意のロールが3つある。
ゲーム後半で各キャラ6つにロールが解禁されるが、
基本的は各自3つのロールを駆使して戦う事になる。
なお、魔法はMP制ではなく「たたかう」やその他アビリティと同じくATBバーを消費する。
コストは強力なモノや範囲攻撃などはコストを多く消費する。

そのロールは作戦行動「オプティマ」であらかじめ設定しておく。
戦闘中、今は攻撃に専念したいとか、回復で体制は立て直したいとか、
戦闘中はL1ボタンから何度でも変更することができる。
全部で6つのオプティマを設定しておく事ができるので、
戦況にあったオプティマを決めておくのは重要である。

敵にはチェーンゲージがあり、コチラが攻撃する事によって溜まっていき、
パーセンテージによってダメージ量が増えていく。
ゲージが最大まで溜まると「ブレイク」状態となり、
大ダメージを与えるチャンスとなる。
全体的に敵の耐久値は高めな敵が多いので、
ブレイクを狙って行動するのは基本となる。
チェーンゲージは溜める際は時間経過で下がってしまうので、
ATKの攻撃で下がりにくくするのが大事。
ただ、ATKの攻撃だけではチェーンゲージの伸びはあまりないので、
攻撃性の強いロール「ブラスターBLA」がいないとツラい。
チェーンゲージを大きく溜めるにはバラバラのアクションの選択、弱点攻撃などで溜まるのだ。
それらのアクションはBLAが得意だ。ジャマーJAMでもおk。
だが、BLAは伸びがいいが下がりも速い。
なのでチェーンゲージ溜めるにはATKとBLAかJAMが必要になる。

今回のFFでは従来のようにキャラ本人のレベルはない。
成長システムはクリスタリウムという各自のロールごとに成長させていく。
成長にはクリスタルポイントCPが必要で、
CPは敵を倒す事によって獲得できる。
ステータスアップやアビリティ、ロール自体のレベルアップが可能だ。
成長できる天井は物語の進み具合で徐々に上がっていく。

装備品は武器とアクセサリーのみ。
装備品には経験値があるのでレベルアップがあり、
敵が落とす素材やセーブポイントのお店で買う素材で強化し経験値を獲得させる。
新しい武器は手に入れてもLV1からなので、
新しい武器だからといって強いワケではない。
実際には初期装備の武器でも強化すれば最後までたたかう事ができるようだ。

各キャラはテキトーに動画でば。

感想をば。
FF13を現す言葉で「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」と巷では言われてて、
実際にプレイしてみるとこの言葉は正鵠を射る。
あまりに専門用語が豊富で最初は理解できないだろう。
そして、登場人物のほとんどはこの言葉についてはじめから理解しているのだ。
なので、プレイヤーにはあまり深く説明されないので難解である。
とにかく最初は理解できずポカーンとなるが、
ゲーム中に用語説明を観ることができるので読めば紐解けるし、
物語を進めればイヤっていうほど聞く言葉なので、
中盤以降は自然に分かってくると思う。
ストーリーは…評判通りで一本道。
ある程度の自由行動できる11章まで25時間くらいかかった。
前作FF12は自由度の高いゲームだったのでかなり振り切ったねぇ。
マップもそんなに複雑ではないので迷う事もなくスルスルと進んでいく。
最後の最後で超展開を感じたがうまくまとまっていて好印象。
主役はライトニングだが、6人全てが重要キャラで掘り下げも深い。
最初は素っ気無いライトニングだが徐々に変化していき、
仲間思いの頼れる義姉さんとなっていく。
ゲームバランスは…初見では全滅する事もしばしば。
全滅というかリーダーが落ちるとゲームオーバーなので、
あっさり負ける事もある…FF12と違い戦闘中にパーティ変更はできない。
すぐにリスタートもできるのでペナルティはないけど。
で、道中ではパーティの入れ替えが多いが、終盤は6人から自由に選ぶ事ができる。
自由だがほとんど固定パーティとなってしまうだろう。
というのもパーティを入れ替えるとオプティマも再設定しなければならず、
コレが面倒。そして武器の強化も終始金欠であるためサブメンバーまで手が回らないのだ。
ちょっと惜しいねぇ…できれば要所要所で入れ替えるような展開であれば良かったのう。

という事で…大体50時間ぐらいで長かった。
シナリオは悪くなかったと思うし革新的なバトルシステムは楽しめた。
なんとなく謎が残る終わりかただったが、
FF13–2があるので繋がっているのかな?期待したいのう。
今さらプレイする人には注意でロードの先読みによる快適さの裏側で、
PS3本体に負荷が大きくサイアク故障する可能性があるとかないとか。
実際にFF13をプレイした後の本体の温度はかなり熱い。
大げさな話、肉でも焼けるのかなっていうくらいの熱さだ。
プレイする際は適度な時間で本体の休憩を挟むなど対策をたてたほうがいいだろう。

ゲームの評価 ★★★★★★★★★★ 10/10
オススメ度  ★★★★★★☆☆☆☆ 06/10

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