FLOWERS(PS Vita)


記事No 0153
メディア プレイステーション ヴィータ
発売日 2014年10月9日
開発元 Innocent Grey
発売元 Innocent Grey

女性同士の恋愛を「百合」と表現させるが、
Wikiによると1970年代にはもうあったそうだ。
男同士が「薔薇」と言われておりその対義語として広まったそう。
知らんかったなぁ…
で、今回のゲーム「FLOWERS」は女の子同士の物語。
免疫ない人は楽しめないゾ。

ストーリーをば。
聖アングレカム学院に入学した白羽蘇芳。
この学院ではかりそめの友達を作る「アミティエ」制度がある。
幼少期から不憫な人生を送ってきた蘇芳。
自分の生き方を変えるべく勇気を出してクラスメイトに近づく…

ジャンルはノベライズゲームか…ミステリー要素もある。
今作は4部作のはじまりである春篇となっており、
入学の4月から6月くらいまでの間の物語となっている。
ゲーム中はいくばくか選択肢が出て進行していく。
お相手役は2人。ルートは大体は序盤の選択肢で決まると思われる。
ミステリー要素は学院でおこるちょっとした事件を解決する。
この時、選択肢が複数出るので正解じゃないとバッドエンドとなる。
ミステリー外の選択肢は答えによって「百合ポイント」が溜まり、
これが一定値に達してないと終盤でバッドエンドとなるようだ。

メインキャラの3人を紹介。
まずは白羽蘇芳。この物語の主人公でほとんどは蘇芳の視点で物語が進む。
映画や小説の知識が豊富で、それゆえに事件を解決するお手柄。
大人しい性格で独り言を話し周りに聞こえていることもしばしば。
長身で黒の髪長、クラスメイト曰く美人でお姉さんタイプのようだ。
幼少期のトラウマがあり難儀するが、迎え入れてくれるクラスメイトに溶け込んでいく。

お相手役の1人、花菱立花。
メガネをかけた真面目で典型的な委員長タイプ。
規則にはうるさく曲がった事を嫌うようだ。
ただ、仲間達のはみ出した行動にイヤイヤついていってしまう場面もある。

もう1人は匂坂マユリ。
赤みがかった髪が印象的。
性格は若干男っぽいかサバサバしている風情がある。
立花とはわりと逆な性格だが2人はすぐに仲良くなる。

感想をば。
女性だけの園…閉鎖的な空間とありがちな設定に感じるが、
うまくまとまっていて上々な出来映えだと思う。
ただ、あまり意外性はなかったので人によっては退屈に感じるかもね。
ミステリー要素はけっこう難しいね。花というか植物の知識が必要かもしれん。
ま、解けなくても大変だが選択肢をそうあたりで攻めれば先に進めない事もない。
ゲームとしてはボタンを押さなくてもオートで既読していく機能がありけっこう便利。
また、既読したメッセージは高速スキップで読めるので失敗リロード後のプレイにも安心だ。
まん、大体これらの機能はノベライズゲームには大抵あるがね。
便利な世の中になったものよのう。

という事で…
この手のゲームはネタバレしないようの語るのが大変だ。
案の定、Wikiを観るとけっこうネタバレしてるので注意されたし。
このゲームはSwitchとPS4で4部全て収録したバージョンがある。
PS Vita版を集めるよりお得なのでソチラでプレイした方がはかどるだろう。

ゲームの評価 ★★★★★★★★☆☆ 08/10
オススメ度  ★★★★★☆☆☆☆☆ 05/10

Amazonの商品紹介
男性には感情移入が難しいかも…
FLOWERS – PSVita

一時期プレミアがついていたドラマCD。復刻版。4部全てクリアしたのちの方がいいかも。
FLOWERSオリジナルサウンドドラマCD『ストレリチアの花言葉』(第二版)

プレミアつくかもしれない…
FLOWERS 四季 – Switch

駿河屋の商品紹介
個人的にはマユリの方が好み。
PSVITAソフトFLOWERS

PSP版は夏篇まで。
PSPソフトFLOWERS

サントラもよろしく。
アニメ系CDFLOWERS ORIGINAL SOUNDTRACK PRINTEMPS[初回限定版](プラケース仕様)