イースIII(PCECD)

記事No　0116
メディア PCエンジン CD-ROM2
発売日　1991年3月22日
開発元　ハドソン、アルファシステム
発売元　ハドソン

とりあえず…やりたくて買ったゲームのイース3。
イース1・2が好印象だったので押さえとかないねぇ…
音楽だけ先に聴いていて良曲揃いなんだよね、マジで。
今現在イース9まで出ているようで、なかなかの長寿。
初代イースが1987年との事で約34年か…
主役として続投し続けているアドル君、イース9で24歳との事。
若い…うらやましい…( ´△｀)

ストーリーをば！
赤毛の剣士アドルは相棒ドギとの冒険旅行の最中、
ドギの故郷フェルガナの悪い噂を耳にする。
不安を胸にフェルガナを訪れてみると凶暴化している魔物達。
どうやらこの地に伝説として伝わる魔王ガルバランが関係している様だが……。
(Wikiより抜粋)

前作のトップビュー視点のゲームから打って変わり、
横スクロールのサイドビュー視点へと変化している。
主役続投のアドル君は体当たり攻防から一変し、
攻撃はボタンを押す事でできる。連射する必要はなしで押しっぱでもOK。
あと、ジャンプができるようになっている。
ジャンプは低め高めにとジャンプ中に空中制御ができる。
ジャンプ中の方向キー上下で上突き下突きができるゾ。
攻撃手段として印象的なのはほふく前進での這い突きだろう。
あまりに不恰好。アリキックみたいなものか。
地を這う敵も多いのでよく使う事になる。
2で使えた魔法は無くなっており、
そのかわり「リング」によるパワーアップがある。
RINGを消費して特殊な効果を得る事ができ、
例えばパワーリングなら装備している間は攻撃力2倍に、
シールドリングなら防御力2倍になる。
ボス戦では有効に活用できるだろう。

CD-ROMの大容量を生かし音声のあるドラマティックなシーンも多い。
ただ、前作に申し訳程度であった女キャラのバストアップのシーンがなく、
終始人形劇なので少し寂しいなぁ。
登場人物は少なめ。ストーリーも短め。まぁコンパクトにまとまっている。
ちなみに、もう「イース」はストーリーに関係ない。
副題で「ワンダラーズフロムイース」となっており、
イースからの放浪者…のアドル君ってだね。
たしか、前作までのアドルは全然喋ってなかったような…
今回は会話し、自分の心の内を独白したりもするゾ。

BGMは前作の古代氏から続投とは叶わず、
石川三恵子女史が担当との事。
古代氏の作ったイースの音楽観から負けず劣らず、
耳に残るインパクトの強い楽曲も多い。
編曲は前回と同じ米光亮氏。
前作でも素晴らしい編曲だったが今回も健在。
ツヤツヤでメリハリの効いたサウンドは一聴の価値アリだ。

感想をば！
全体的に低難易度で終始サクサク進むのはイースらしくてイイね。
ボスは強いがワンパターンの敵も多く、解ってしまえばたやすい。
敵弾を避けるのが難しい場合は大抵ゴリ押しが正攻法だ。
レベルと武器が適正ならザコ敵のほとんどは1発昇天。
敵は体当たりで突っ込んでくる敵が多い。
まぁあんまり考える事もなく倒せる…もうちょっと強くても良かったかもね。
ダメージによるノックバックがなく、無敵時間もないため、
やられる時はアッサリお陀仏…ヤる時はボスでもアッサリ昇天…
ダメージ計算式は「王道を征く」アルテリオス計算式なのかな…最低1ダメは受けるが…
ちな、レベルはサクサクグングン上がってしまい、中盤にMAXとなってしまう。
同じ横スクRPGのリンクの冒険でも中盤MAXなので、
この手のジャンルはレベル設定が難しいのかもしれんのう。

という事で…低難易度で窓口の広いスタイル。
より多くの人がイース3を楽しむ事ができるだろう。
PCEではイース4まであり、イース4はまた体当たりゲーの先祖返りしておる。
その後横スクイースはない事からイースシリーズでは異質な作品かもしれん。
ちな、今作はマルチに発売されており、家庭用でFC、SFC、MD、MSXとその他パソコン各種。
異常なまでのファルコムの商魂がうかがえる。
でも、それだけ人気作だったって事か…
PS2でもアレンジ移植が存在。PSPの「イースフェルガナの誓い」もある。
フェルガナの誓いは観た感じ大幅なリメイクのようで、ゲーム性は全く違う感じだね。
ガルバラン君…めっちゃ強くなってない？

ゲームの評価　★★★★★★★☆☆☆　07/10
オススメ度　　★★★★★★☆☆☆☆　06/10

序盤のみの動画です。